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グローバルエントリーの「更新」にかかる費用・期間、体験記

グローバルエントリーを取得してからそろそろ5年が経過します。ということで、更新が可能な時期となったので無事更新を済ませました。2023年6月の体験談です。

1. グローバルエントリーとはおよびグローバルエントリーの申請法

グローバルエントリ―の利点、取得のタイムラインについては、2018年に以下の記事の中で説明したので、これからグローバルエントリーを取得しようと思っている方は以下の記事をご覧ください。

2018年9月にグローバルエントリーを取得しました。ほぼ4週間弱でとれたのですがその時の体験談です。グローバルエントリーまたはTSAプリチェックの申請にかかった費用を返してくれるクレジットカードについての説明のあります。

以下からが既にグローバルエントリーを取得した人が4年後(期限が切れる1年前)に更新をする場合に読んで欲しい部分です。

2. 更新料

新規申込時と同様、100ドルでした。

ちなみに私は初回申請時同様、Chase BankのUnitedSM Explorer Cardを利用したのですが、このカードの場合、グローバルエントリーまたはTSA Pre✓の申し込みにかかった費用をステートメントクレジットとして返してくれるという特典(4年に1回、$100までという制限つき)があるので、申し込みの際に一旦このカードで$100の支払いをし、同日付で$100がクレジットされました。したがって実質的には無料でした。

航空会社系やホテル系のクレジットカードはグローバルエントリーまたはTSA Pre✓の申し込み費用をステートメントクレジットとして返金、またはクレジットカードのRewardポイントを使ってTSA Pre✓への費用にあてることができることが多いので、グローバルエントリーに興味のある方は一度お持ちのカードの特典に含まれていないか確認してみてください。

3. グローバルエントリー更新のタイムライン

結論からいうとインタビューはなく、申請の翌営業日にあっさりと承認されました。また、新しいカードも申請から2週間程度で到着しました。以下、簡単なタイムラインです。

3.1 申請書類の記入(2023年6月3日)

初回の申請時と同様にオンライン上で行います。Trusted Traveler Programsのサイトからログインボタンをクリックし、グローバルエントリーを初回申請した時に作ったアカウント・パスワードを利用してログインします。

グローバルエントリーとTSA Pre✓のどちらへの申し込みかを選択ののち、初回申請時に記入した情報が正しいかを確認、必要に応じて情報を更新していきます。また旅行歴や犯罪歴の有無に関する質問等、新たに加わった質問もありました。具体的には、以下の情報の確認・更新が必要でした。

3.1.1 個人情報(Personal Information)

氏名、誕生日、出身地、Eメールアドレス、電話番号、身長等についての情報が正しいか確認しました。

3.1.2 書類(Document)

アメリカ入国時に必要な書類、具体的には「パスポート情報」および「グリーンカードの情報」(いずれも番号および失効年月日)についての確認がありました。

3.1.3 運転免許証(Driver’s License)

運転免許証の情報(免許証番号、発行国、発行州、失効年月日、氏名、生年月日等)について確認がありました。

3.1.4 車両情報(Vehicle Info)

車両情報を登録するというオプションがありました。これによりSENTRI (Secure Electronic Network for Travelers Rapid Inspection) レーンを利用可能になるとのことで、メキシコから車両で入国する人が対象のようです。

3.1.5 住所(Address Info)

現住所を含む、過去5年間の住所をギャップができないように入力する必要がありました。

3.1.6 雇用情報(Employment Info)

現在の勤務先を含む、過去5年間の雇用状況をギャップができないように入力する必要がありました。

3.1.7 旅行歴(Travel History)

過去5年間に訪れたアメリカ、カナダ、メキシコ以外の渡航先(国名)について聞かれました。

3.1.8 追加情報(Additional Info)

犯罪歴等の有無等について聞かれました。

3.2 プライバシー・ポリシィ等の確認および申請料の支払い

入力した情報の最終確認ののち、プライバシー・ポリシィ等を確認し、最後に申し込み料金($100)を支払って一旦終了です。

支払いが済むと以下の情報が表示され、事前審査の結果を待つよう指示されました。

3.3 審査にパスした旨の通知(2023年6月5日)

私が申請したのは土曜日でしたが、翌週の月曜日(申請した日の翌々日)にU.S. Customs and Border Protectionより「TTP Application Status Change」というタイトルのEメールを受け取りました。

早速、Trusted Traveler Programsのサイトにログインして確認したところ、承認された旨が表示されていました。インタビューは受けていませんでしたが、既にインタビュー済みとして処理されていました。

また有効期限もきっかり5年延び、もともと2024年の誕生日まで有効だったものが今回の更新で2029年の誕生日まで延長されました。

参考までに、以下がアメリカの掲示板Redditでみつけたグローバルエントリーの更新に関連するスレッドです。このスレッドによると、更新の場合は翌営業日に審査に通ることが多いようです。

Pleasant Global Entry Renewal
by u/VikingTuba in unitedairlines

3.4 カードの受取(2023年6月16日)

その後10日強で実際のカードも郵送されてきました。顔写真は初回申請時のときに撮影したものが再利用されていました。 

上掲のRedditのスレッドによると、カードに使用される顔写真は撮影から10年以内のものであれば再利用される(=インタビューも写真撮影もなし)可能性大とのことです。私は初回申請が2018年8月だったので、次回の申請も余裕をもって期限がきれるよりもずっと前(少なくとも2028年8月以前)に済ませておけば次回もインタビュー&撮影なしで、再度2018年8月時の写真が利用されるのではないかと思います。

3.5 カードのアクティベーション

最後に、受け取ったカードの裏面にあるSecurity CodeをMembership Card Activationの画面に入力して終了です。