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グーグルアドセンス:「無効なトラフィック」により広告が制限された場合

とくに思い当たる理由もないのですが、「無効なトラフィック」が理由でGoogle Adsenseの広告が一時制限されるという憂き目にあいました。その後、解除・制限を何度か繰り返しましたが最終的には解除されました。と、思ったら、5度目の一時制限が始まりました。こちらも何とか解除されました。2021年9月から月一回の割合で制限・解除されてます。同じような境遇の人のために記録に残していきたいと思います。

1. 広告制限のEメールを受けとる

遡ること2020年9月15日のことになりますが、「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールが突然きました。主な内容はアドセンス・プログラムで禁止されている「invalid traffic」があった可能性があるので、アドセンスで表示される広告の配信を一時制限するというものでした。

具体的には、(1)サイトの広告をクリックするよう誘導すること、(2)サイトに掲載された広告をサイト運営者が自分でクリックすること、(3)自動的に広告をクリックするようなツールやソフトウェアを使うことが「invalid traffic」として禁止されています。また、同じ人が何度もクリックするのもアウトのようでした。その広告に興味のある人だけにクリックして欲しいから(Clicks on Google ads must result from genuine user interest)というのがその趣旨でした。

広告制限の期間としては30日程度が目安のようで、その間にグーグルの方で自動的に再レビューをしてくれるということのようでした。

2. 私がやったこと

まずは、他の人はどうしたのかググってみました。「Ad serving limit placed on your AdSense account」でサーチすると、当然ながら英語で書かれたブログが出てくるのですが、アドセンスのヘルプサイトに書かれていることを解説しているだけだったり、「広告を外す」というちょっと信ぴょう性にかける情報しか得られませんでした。

「アドセンス 制限」等のキーワードで探すと、体験談の載っている日本語のブログがいくつかみつかりました。割と2週間位で解除されているようなので、そんなに悩まなくてもいいのかもという感じがしてきましたがとりあえず以下のような対策をとりました。

2.1 自分でクリックするのを防止

自分で広告をクリックするとペナルティがあるというのは聞いていたので、自分のサイトの広告はクリックしないように極力注意していました。なので、広告配信の制限の理由はこれではないと思うのですが、念には念をいれて、アドブロッカーをGoogle Chromeインストールして、自分のサイトのアドセンスの広告がブラウザ上に表示されないようにしました。

2.2 友人や家族がむやみにクリックするのを防止

そもそも家族にも友人にもブログをやっていることは秘密にしているので(主人にはブログをやっていることは教えているものの、サイトのアドレスは教えていないので)、これも広告配信の制限の理由ではないのは確実です。

ただし、もしもブログをやっていることを教えることになった場合には、広告をむやみにクリックしないよう注意を促す必要性を感じました。

2.3 サイト訪問者による誤クリックを防止

アドセンス合格直後は、手動で入れたアドセンス広告の上に「スポンサーリンク」という文言を入れていたのですが、自動広告の設定もしているため、自動的に挿入される広告も混在していました。そして自動的に入ってきた広告の場合は「スポンサーリンク」という文字が入らないという不統一の状態だったので、統一のために手動で入れた広告についても「スポンサーリンク」を途中から外していました。

もしかしてそのせいで誤クリックがあったかもしれないので、「スポンサーリンク」の文字を復活させました。また、手動でいれていたアドセンス広告の数も削減しました。

2.4 SNSからの過度の流入を防止

アドセンスのヘルプページには明記されていないのですが、SNS投稿からのサイトへの流入は質の悪いトラフィックととられる可能性があると書かれているブロガーの人が結構いました。

私のサイトはグーグルやYahooからのサーチからの訪問者が75~80%、直接サイトのアドレスをインプットして訪問してくれているリピーターが15~25%、SNSからの訪問者が1~2%というのが平均的な内訳なのですが、一日だけ異様にSocial Mediaからの訪問者の割合が40%と突出して高い日がありました。

9月13日と、アドセンスの広告配信が制限される2日前のことだったので、これが原因だったのかもという気がしました。フェイスブックもツイッターもアカウントはあるものの、ほぼ配信はしていないのでなぜなのか不明なのですが、とりあえずツイッターのプロフィールに貼っていたこのサイトのアドレスだけ消してみました。

2.5 アドセンス狩りの防止

たぶん、これも原因ではないと思うのですが、将来的にアドセンス狩りに合わないよう予防策として、「AdSense Invalid Click Protector」をインストールしました。これにより、アドセンス広告を同じ人が一定期間にクリック出来る回数をを制限できるようになるそうです。

これについては、こちらの記事を参考にしました。→ 無効なトラフィックの原因と対策【アドセンス狩りに遭わないために】

2.6 (参考)グーグルヘリポート

私はこの方法はとらなかったのですが、無効なクリックがなされたことに気が付いた場合には、グーグルに報告するという方法もあるようです。

やってみようと思った方は、この記事に詳しく書かれています→「無効なトラフィックの問題」Google AdSense広告数を制限された時の対処法

3. タイムライン

上記の対策はむしろ将来に向けての予防で、今回の広告配信の制限についてはグーグルに連絡をする等の措置は取らずに基本的に放置していましたが、結果として一週間ほどで復活しました。

アドセンスのページは、警告のEメールを貰ったときからずっと「The number of ads you can show has been limited. For details, go to the Policy center」という文言の警告文がでていたのですが、この文言はアドセンス広告が復活してから更に一週間後に、ひっそりと消えていました。グーグルからのメールは来ませんでした。

やれやれ、一安心と思っていたら、再び同じ内容のEメールが届き、10月4日よりアドセンスのアカウントページ上に同じ文言の警告文が再び現れました。Policy centerのページを開くと、問題が発生した日が2020年9月15日となっているので、新たな問題発生というよりは最初の問題が再燃ということのようです。今回もこの文言はアドセンス広告が復活してから更に一週間後に、ひっそりと消えていました。グーグルからのメールは来ませんでした。

2020年11月1日及び12月10日に、再び同じ内容のEメールが届きました。アドセンスのアカウントページ上にも9月、10月に表示されたのと同じ文言の警告文が現れました。Policy centerのページを開くと、今回も問題が発生した日が2020年9月15日のままとなっています。

以下、問題発覚から現在までののタイムラインです。大体、解除から一週間位で広告の配信復活、更に一週間後にアドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなるという、二週間毎のサイクルがあるようです。

日付イベント
2020年9月13日SNS経由のサイト訪問が急増(但しこの日だけ)。
これが原因かどうかは不明です。

2020年9月15日
(1度目)
       
「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールを受領。広告の配信が止まり、Adsense収入が翌日からゼロになりました。
2020年9月22日
      
Adsense収入復活。広告の配信も復活しました。Eメール受領後7日目でした。但しアドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままでした。
2020年9月29日アドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなりました。
2020年10月4日
(2度目)
再び「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールを受領。広告の配信が止まり、Adsense収入が翌日からゼロになりました。
2020年10月11日Adsense収入復活。広告の配信も復活。今回も、Eメール受領後7日目でした。アドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままなのは前回と一緒です。
2020年10月18日アドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなりました。
2020年11月1日
(3度目)
再び「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールを受領しました。広告の配信が止まり、Adsense収入が翌日からゼロになりました。
2020年11月9日
Adsense収入復活(といっても$0.1のみですが)。と思ったら、収入があったのはこの日のみで、翌日(11月10日)からまたAdsense収入がゼロになりました。
2020年11月20日Adsense収入復活。広告の配信も復活。アドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままなのは前回と一緒です。Policy centerのに表示されている「問題が発生した日」も2020年9月15日のままです。
2020年11月28日アドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなりました。
2020年12月10日(4度目)再び「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールを受領しました。広告の配信が止まり、Adsense収入が翌日からゼロになりました。
2020年12月18日$0.1ですが、Adsense収入がありました。この日から、一日当たりのAdsense収入が$0.1の日が数日おきにありました。広告の配信は確認できませんでした。
2020年12月27日Adsense収入復活。広告の配信も復活。アドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままなのは前回と一緒です。Policy centerのに表示されている「問題が発生した日」はいつの間にか2020年10月4日になっていました。
2021年1月3日アドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなりました!!
2021年1月16日(5度目)再び「Ad serving limit placed on your AdSense account」というタイトルのEメールを受領しました。広告の配信が止まり、Adsense収入が翌日からゼロになりました。Policy centerのに表示されている「問題が発生した日」は前回同様、2020年10月4日(2度目の制限の開始日)になっています。
2021年1月24日Adsense収入復活。広告の配信も復活。アドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままなのは前回と一緒です。Policy centerのに表示されている「問題が発生した日」も2020年10月4日のままです。
と思ったら、収入があったのはこの日一日だけで翌1月25日から、広告配信なし、Adsense収入ゼロに戻りました。
2021年1月28日Adsense収入復活。広告の配信も一部復活。アドセンスのアカウントページ上の警告文は表示されたままなのはこれまで通りです。Policy centerのに表示されている「問題が発生した日」はいつの間にか2020年11月になっていました。
2021年2月9日アドセンスのアカウントページ上にあった警告文がなくなりました!!

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