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アメリカ生活:クレジット・カードをダウングレード(年会費有料→年会費無料カードへコンバート)した時の体験談:アメックス編

年会費がかかるクレジット・カードを年会費無料のカードにダウングレード(コンバート)した時の体験談です。今回、2度目の挑戦です。2024年2月の体験です。

1. クレジットカードの利用状況およびダウングレードの理由

別の記事でも書きましたが、現在7枚のクレジットカードカードを使い分けてます。

2020年の2月にも年会費有料のカードから年会費無料のカードにダウングレードしたのですが、今年(2024年)に入ってからまた1枚を年会費有料のものから無料のものへダウングレードしました。ダウングレード前は年会費が有料のカードが2枚、残り5枚が年会費無料でしたが、今回のダウングレードで年会費が有料のカードはあと1枚(United Explore Card)だけになりました。

前回はシティバンク発行のカードでしたが、今回はアメックス発行のカードです。具体的にいうと、年会費$150の「Hilton Honors American Express Surpass Card」から年会費無料の「Hilton Honors American Express Card」に変更してもらいました。

変更の理由は、(1)カードを作った時には年会費$95だったのが今回から$150に値上がりしたこと、(2)一番のお目当てだった特典(無料でPriority Pass Selectというプログラムに参加、そのプログラムを通して空港のラウンジが無料で使える券が年間10枚もらえるという特典)が取りやめになってしまったこと、そして(3)カードを作ってから一度もヒルトン系列のホテルに泊まらなかったこと等が挙げられます。

じゃあ、そもそも年会費無料の「Hilton Honors American Express Card」もいらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、年会費ありのカード(Hilton Honors American Express Surpass Card)を作った時にサインアップボーナスとしてもらったHilton Honors ポイントがまだ手付かずに残っていて、カードをキャンセルした事によりポイントが失効してしまうのではないかと恐れたからです。サインアップボーナス以外にもカードの使用等で自分で貯めた分もあるので大丈夫かもと思いましたが、念の為に一旦クッションを置くことにしました。Hilton Honors ポイントを使い切ったら、別のアメックスカードに変えてもらうか(これが唯一持っているアメックスカードなので)、アメックスカード自体をキャンセルしてしまうか決めようと思っています。

シティバンクの時の体験については、以下の記事をご覧ください。

年会費がかかるクレジット・カードを年会費無料のカードにダウングレード(コンバート)した時の体験談です。一番最初に作ったクレジット・カードを今はあまり使っていない上に年会費がかかるので解約したいけれども、いざ解約してクレジット・ヒストリーが下がってしまうのは心配という場合におすすめです。

また、現在利用中のクレジットカードについては、以下の記事をご覧ください。

私が使っているお勧めクレジットカードを紹介します(現在7枚使用中です)。類似のカードについても説明を加えたので、クレジットカード選びの時の参考にしてください。尚、年会費無料~$100未満のクレジットカードが検討の対象となってます。

2. ダウングレードの手順

手続きはチャットで行いました。最初は電話とも思ったのですが、前回シティバンクの時にチャットで割とスムーズにいったのと、チャットだとスクリーンショットが残せて便利なので今回もチャットにしました。

その時にとったスクリーンショットを使って、順を追って説明します。

2.1 キャンセルしたい旨を伝え、年会費の支払い義務について質問(1回目)

年会費が上がるという連絡は2023年のうちに来ていたので、このクレジット・カードをキャンセルしようという決心は固まっていたのですが、年会費の請求が来る前までに連絡すればいいやと思って後回しにしていました。そして、ぐずぐずしているうちに2024年2月14日に発行されたクレジット・カード・ステートメントで翌年の年会費を請求されてしまいました。支払い期限は3月10日だったので、もしかしてシティバンクのときのように支払期限(3月10日)までにキャンセルすれば年会費は免除してもらえるかもと思い、まずはその確認から始めました。

最初は既にある選択肢から選ぶ形になっており、「cancel」という単語を打ち込んだら「Ask about cancelling a Card」という項目が出てきたので、それを選びました。

アメックスは、メインのカードとファミリーカードそれぞれ別のクレジットカード番号を割り当ててくれるのですが、キャンセルしたいのはメインカードかファミリーカードか選択を促されました。

「Cancel card」と「Something else」の2択からの選択だったので、まずは年会費のことを聞かねばと思い、「Something else」を選択しました。もしかして「Cancel card」を選んでいたらもっとスムーズだったかもしれません。

最初は機械が対応していましたが途中でカスタマー・ケア・プロフェッショナルに変わりました。まずはカードをキャンセルする理由を聞かれました。

理由を書き、請求されたばかりの来年度の年会費は払わないといけないのかも併せて聞きました。

質問に対する答えはなく、メンバーシップ・コンサルティングに転送されました。

2.2 現在のベネフィットの説明されるも、年会費の支払い義務について質問(2回目)

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たぶん前の人からの引継ぎがうまくいかなかったのだろうと思いますが、まずは現在のカードのベネフィットを畳みかけるように説明されました。いや、聞いてないんですけど。

やっと説明が終わったようなので、再びキャンセルしたい旨および年会費について質問しました。

2.3 年会費無料のクレジットカードへのコンバートすることを希望してみる

またしても、年会費のリファンドに関する返答はありませんでした。代わりにこのカードを持ち続けるオファーに興味があるか聞かれました。

しばらく待ったものの、何もオファーをしてきませんでした。シティバンクのときは、年会費無料のカードにダウングレードする提案をしてきたのですがそれもなく、私の出方を待っているように感じました。面倒くさくなったので、こちらから、年会費無料のカードへのダウングレードを持ちかけました(この方法ならサインアップボーナスとしてもらったHilton Honors ポイントをキープできるのではないかと思ったので)。

シティバンクのときのように新しいカードにすればクレジットヒストリーを引き継ぐのか確認するための質問もスキップしました。4年前に開いたばかりの比較的新しいカードなので、どちらで良かったというのもあります。さらに別の人に転送されるのも嫌だったので、Hilton Honors ポイントに関する質問も、特にしませんでした。

本人確認のため、現住所を聞かれ、返答しました。

2.4 年会費無料カードのベネフィットの説明、年会費の支払い義務・リファンドについて質問(3回目)

新しいカードのベネフィットの説明が延々とありました。チャットだからまだよかったものの、これを口頭で説明されたらちょっとイラっと来たと思います。なお、年会費の支払い義務に対する直接の答えはありませんでしたが、間接的にリファンドに関する説明(赤で囲んである部分)がありました。

3度目にしてやっとリファンドに関する返信がもらえました。全額ではないものの、日割りでリファンドがある(クレジットとして貰える)ようでした。新年度が始まってからすでに15日ほど過ぎていたので、15日分($6.17=$150x15/365)はリファンドの対象外ということが分かりました。

2.5 コンバージョンに同意

最後に、コンバージョンに同意した後に、クレジットカードが郵送されてくるタイミング等についての説明がありました。

3. 感想

シティバンクのときのように新年度の年会費は免除されるのを期待していたのですが、残念ながら15日分の年会費を請求されてしまいました。しかも聞いてもすぐには答えてくれず、3度目にしてやっと答えをもらえるというなかなか根気のいる確認作業でした。

年会費は一旦支払う形になりましたが、ウェブ上で確認したところ約束通りリファンド(クレジット)されてました。クレジットとしてリファンドを受け取った日付は年会費がチャージされた日付けには遡るわけではなく電話をしてダウングレードをした日付けになっているので、次の請求書発行のサイクルにならないと反映されないのではないかと思っていたのですが、支払日(3月5日)にはクレジットが反映された金額($6.17)のみが引き落とされました。ということで、一旦全額支払ったうえで今後クレジットカードを使用した際にその支払いに充当されるという形にはなりませんでした。

いまさらながら、クレジットカードをキャンセルをしようと決めたら年度の切れ目を気にせずにさっさと手続きをするべきということを学びました。