
株式の選び方に関するE*Tradeのセミナーをいくつか聞いたので備忘録的にまとめてみました(2020年に聞いたセミナーをベースに書いた記事を、2021年6月のセミナーに基づいてアップデートしました)。大半はE*Tradeの利用者にしか関係のない話ですが、Stock Screenerの使い方の部分は、他社のスクリーナーを使っている人も参考になる点があるかと思うので、シェアしたいと思います。
目次
1. 株式銘柄選択ツールの画面へ移動
E*Tradeにログイン後、「Markets & Ideas」をクリックし、「stocks」を選択すると株式銘柄選択に役立つページに移動します。

2. Researchページ
「Research」、「Ideas」および「Stocks Screeners」の3つのタブが現れます。Researchタブは使い勝手が良くないようなので、あまり訪れることはないようです。E*Tradeの講師は、このページでは右側のResearch & Commentaryを読む位だと言っていました。
個人的には、他のトレーダーがどの銘柄に興味を示しているか知りたい場合には「E*Trade’s Most Popular」のページが役立ちそうに思います。

3. Ideasページの使い方
3.1 Fundamental Strategies
ファンダメンタル情報をベースに銘柄を選択をしたい場合の選択肢の一つです。「Overview」または「Fundamental Strategeis」のどちらのページからでも使えます。
ドロップメニューの中から使いたいテーマを選ぶと、そのテーマにそった銘柄が表示されます。

例えば「Low Price Large Caps」を選んだ場合は以下の通りの内容が表示されます。

3.2 Technical Strategies
テクニカル情報をベースに銘柄を選択をしたい場合の選択肢の一つです。「Overview」または「Technical Strategeis」のどちらのページからでも使えます。
ドロップメニューの中から使いたいテーマを選ぶと、そのテーマにそった銘柄が表示されます。

例えば「EMA 13 Day Cross Above 50 Day」を選んだ場合は以下の通りの内容が表示されます。テクニカル分析でそのシグナルが出た時の解釈(例えば「EMA 13 Day Cross Above 50 Day」のときはUptrendである等)を教えてくれるのが、テクニカル分析初心者には勉強になります。

4. Stock Screenerの使い方
上記のやり方だと、一度に一つのテーマしか選択できませんが、Stock Screenerを使うと、いくつもの指標を組み合わせて銘柄を絞り込むことができます。
4.1 Fundamental
以下では、マーケットキャップで会社の数を最初に絞り込んでいます。表示される会社数が多すぎたり少なすぎたりした場合には、Mid Capを加えたり、Large Capを加えたりして調整してください。

4.1.1 Growth Stockの見つけ方の例
成長株の見つけ方の一例として、セミナーで例示されたのは、今年および来年のEPS (Earning Per Share)が年間で25%以上増えている会社の見つけ方です。

上記の情報に加え、収益も年次15%以上増えている会社という条件も加えて、銘柄数をさらに絞り込みました。

4.1.2 Value Stockの見つけ方の例
バリュー株の見つけ方としては、P/E Ratio (Price per Earning Ratio)を使うという方法があります。

この場合は、スクリーン結果を、業界で並び替えると見やすくなるそうです。
4.1.3 GARP (Growth at Reasonable Price)の見つけ方の例
成長株とバリュー株の両方を組み合わせたGARPにあてはまる銘柄を見つけるには以下のようなスクリーンが使えます。

4.1.4 安定的に配当を支払ってる銘柄の見つけ方の例
例えば、15年以上にわたって2%~6%の配当を支払っている銘柄を探したい時には以下の方法があります。

4.2 Technical分析
これも一例ですが、アップトレンド(13日平均線が50日平均線より上)で、現在の価格が50日平均線(=サポートライン)の近くにある銘柄を探すやり方です。

この時は、Mega Cap(マーケットキャップが200Bドル以上)の銘柄に限定していました。

4.3 アナリスト・オピニオン
また、上記のスクリーンの方法に、アナリストのオピニオンを組み合わせる方法もあります。

上記で利用しているオピニオンについて簡単に説明すると、「Angus Analyst」と「Thomas Reuters」はファンダメンタル分析が中心のオピニオン、「Market Edge」はテクニカル分析が主体のオピニオンだそうです。
このうち、Angus(Angus Report)のみが実際にアナリストが執筆しているオピニオンで、その銘柄の業績等について知りたいときには有益だそうで、結論だけでなくナレーションまで読むとよいそうです。また、会社の収益予測も載っています。ただし、500銘柄程度しかカバーされていないそうです。
「Thomas Reuters」 (Reuters Report)と「Market Edge」はデータベースのアルゴリズムによって(自動的に)作成されているオピニオンとのことです。Reuters Reportがカバーするのは4,300銘柄、Market Edgeがカバーする銘柄数については言及がありませんでしたがReuters同様に幅広くカバーしていると思われます。
4.4 2021年の追加分
4.4.1 セクター/インダストリー
セクターおよびインダストリーを限定してスクリーンをすることもできます。まずはセクターを選びます。

セクターを選択すると更に細分化してインダストリーも選択できるようになります。以下は、セクターとして「テクノロジー」選んだ場合の例です。

4.4.2 空売り比率 (「Meme Stock」の見つけ方のヒント)
空売り比率(Short Interest)とは、「空売りされたけれども、まだ買い戻しまたはクローズされていない株式の比率」です。以下のように、「Short Interest」の選択肢は、「Price & Volume」の欄にあります。
ペニー株等が多いかもしれないので、Market CapitalizationでMega cap やLarge Capに絞った方がよいようです。

4.4.3 機関投資家による保有率
機関投資家による保有率(Percenet Owned by Institions)は、「Fundamentals」の欄にあります。

5. Power E*Trade内の「Live Action」の利用
最後に、詳細は省きますがテクニカル分析ベースでスクリーンをしたい時には、Power E*Trade内の「Live Action」のページがかなり便利だそうです。

Live Actionのページへ移動してCategory横のプルダウンメニューをみるといくつか選択肢があります。「Unusual Activity」というのは例えば、オプション取引のボリュームが異様に多い等、普段と違う動きをしている銘柄を見つけたい時に、「Classical」は、Head &ShowldersやDouble Bottom等の典型的なシグナルを示している銘柄を見つけたい時に、「Oscillator」はMACDやRSIの指標が大きく変動している銘柄を見つけたい時に使う等です。

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追記:上記は、2020年に聞いた以下の3つのセミナーをベースに書いた記事を2021年6月17日のセミナーに基づいてアップデートしたものです。2022年3月時点では既に全てがリンク切れとなっていますが記録として残しています。
- Finding stock ideas(2020年8月13日)(https://us.etrade.com/knowledge/events/webinars/find-stock-ideas-08132020)<– 一番幅広く説明しています。
- Screening for stock ideas (2020年9月15日) (https://us.etrade.com/knowledge/events/webinars/screening-for-stock-ideas-09152020)<– ストック・スクリーナーの使い方の説明が中心です。上記の4.1.4と4.3は8月13日ではカバーされませんでしたが、このセミナーで説明されました。
- Using stock research at E*TRADE(2020年9月17日)(https://us.etrade.com/knowledge/events/webinars/using-stock-research-at-etrade-09172020) <– アナリストレポートの違いについての説明はここから引用しました。
- Screening for stock ideas(2021年6月16日)(https://us.etrade.com/knowledge/events/webinars/screening-for-stock-ideas-06162021) <– 4の内容を網羅しています。4.1~4.3は2020年とほぼかぶっていますが、4.4は新項目でした。セミナー受講者からの質問に答える形で説明項目が増えていっていると思われます。
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