
久しぶりに失業保険を申請しました。スクリーンショットを取りながら申請を行ったのでシェアしたいと思います。2020年、ニューヨークの場合です。
目次
1. 申請に必要な情報
- ソーシャルセキュリティー番号
- グリーンカード
- 雇用主番号(W2に記載)~分からない場合は、雇用主の住所、電話番号
- 自営者の場合は、最新のForm 1040のSchedule C
- 受け取り希望の銀行の情報(Direct Depositを希望する場合)
2. 申請手順
2.1 労働局のサイトへ行く
まずは、ニューヨーク州のDepartment of Laborの関連ページに行きます。→ NYS DOL: File Your First Claim for Benefits
このページには、始めて失業保険の申請をする人が知るべき情報がすべて載っています。
2.1 NY.gov IDの作成
上記のページをざっと読んだら、このページの下の方にある”Apply Online Now” を押すと申請を開始できます。
するとNY.gov IDでログインするように促されます。まだNY.gov IDを持っていない人は新規で作る必要があります。

(注意点)ちなみに、NYSの他の省庁(Department of Motor Vehicle, Department of Taxation and Finance, Department of Health, Department of Education等)のサイトでIDを作った人は既にNY.gov IDを持っているので、同じログイン名&パスワードを使いましょう。
ここでトリッキーなのは、既に他省庁でNY.govIDを作っていても、新たに別のIDが作れてしまうことです。私の場合は順番が逆になりますが、10年以上前に失業保険を申請したときにNY.gov IDを作成、その後2020年の4月にTax Returnをファイルする際にNew York State Tax Department のオンライン・サービス・アカウントを作りました(このアカウントは、ファイリング自体には不要ですが、過去の支払い履歴が見れるようになります)。そして、その際に新たにNY.gov IDを使ってしまいました。このときに新しいNY.gov IDを作らずに、10年以上前に失業保険を申請した時に作ったNY.gov IDとパスワードを使うことができたと思われます。
そして、今回、失業保険を申請するにあたってログイン画面にすでにログイン名およびパスワードが入力されていたので、ラッキーと思ってそのまま申請を進めてしまいましたが、実はこれは4月に作ったNew York State Tax Departmentオンライン・サービス・アカウント用のログイン情報でした。
Department of Labor用のNY.gov IDを入力するのは久しぶりだったので、違うログイン名ということに気づきませんでした。そして不思議なことに、New York State Tax Department 用のIDでログインしたままでも失業保険の申請自体が問題なく行えてしまいました。ただし、翌週以降、失業状態が続いている旨を宣誓する際には申請画面に入れないというトラブルに見舞われます。私のときは、まずは、 “You used a different NY.gov username in the past. Please log in with that username instead. If you have forgotten that username, please sign out and select “Forgot Username” to retrieve it. “というエラーメッセージがでました。
「いやいや、申請した時に使ったのはこのUsernameであってるし」、と思って再度試してみたところ今度は、”You have exceeded the maximum number of attempts to enter your personal information. Please call the Contact Center toll-free at (800) 833-3000 from 8:00 am to 5:00 pm, Monday through Friday. “というエラーメッセージがでました。
これは、Department of Laborで以前使ったNY.gov IDを探し出し、そのIDを使ってログインし直すことであっさり解決しました。申請時に間違ったNY.gov ID (Department of Taxation and Finance用)を使ってしまったこと自体も問題なかったです。Contact Centerに電話をする必要もありません。
こんな間抜けな間違いをするのは私だけかと思っていたら、結構似たようなトラブルにあっている人がいるようでした。
↓
2.2 申請開始
本題にもどりますが、まずは、FILE A CLAIMボタンを押して、申請開始です。

申請に必要な書類のリストが出てきます。

ソーシャルセキュリティーの番号を入力します。

NEXTを押すと申請開始です。とにかく記入することが沢山あって結構時間がかかります。
ちなみに、2.3~2.8までの全ての入力を終えた後、NYSの労働局に電話をする必要があります(2.9参照)。
2.3 Personal Circumstanceに関する質問に答える
まずは、最後に働いた週に関する情報を入力します。何日間働いたか、$504以上の収入があったか、最後に働いたのはいつか等です。


2.4 Personal Infomrationに関する質問に答える
次に、個人情報に関する情報を聞かれます。住所、氏名、電話番号、Eメールアドレス、学歴等です。Part 1とPart2に分かれていました。





2.5 Earningsに関する情報を入力
自営業者か否か聞かれました。Noを選ぶと、追加の質問がでてきます。




2.6 Eligibilityに関する情報入力
Eligibiityに関する質問に答えます。Part 4まであります。






2.7 雇用主に関する情報入力
雇用主に関する情報、および職を失った理由についての質問がありました。Part3までありました。

Part 2はPart1で選択した雇用主の住所、電話番号等が正しく記載されているかの確認画面です。


2.8 失業保険の受け取り方に関する情報入力
次に、失業保険の受け取り方法を入力します。ドロップメニューから「Direct Deposit」を選択すると、銀行口座情報を入力する画面が出てきます。


2.9 PINの作成
PINを作成し、母親の旧姓を登録して、オンラインでの入力は終わりです。

2.10 電話して申請終了
オンラインでの申請を受け付けた旨の確認画面が出てきます。
実はこれで終わりではなくて、最後にTelephone Claim Centerへ電話をする必要があります(赤でアンダーラインを引きました)。パンデミックによる失業が増えた3月、4月に申請した人はなかなか電話がつながらなかったらしいのですが、私が申請した8月はほぼすぐにつながりました。
オンライン上で申請した内容を確認して、入力漏れがないかをその場で確認するためのようで、私のときは申請内容に問題はないことを伝えられ、失業が続いている間は毎週日曜日にCertifyをするように促されただけで、特段追加で質問をされることなく、電話は終了となりました。



3. 受給額の決定通知
受給額決定の通知は一週間弱で届きました。申請をしたのが2020年8月12日で、「Date Mailed」が8月13日となっているので、申請の翌日には決定して郵送していることになります。
「Claim Effective/Start Date」が8月3日になっているのは、実際に失業をしたのが失業保険の申請をした週の前の週(8月3日から始まる週)だったからだと思われます。週の半ばのことだったので、既に$504以上働いていたためその週は申請を見送ったのですが、Claimの開始日はその週からカウントされていたことが分かります。

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