ジム・クレイマー氏に学ぶ:株式投資の基本(1)~そもそも、ジム・クレイマーって誰?

今回から数回に分けて、私が師とあがめるジム・クレイマー氏、およびクレイマー氏の投資論について説明していきたいと思います。ちなみに、私のプロフィールのページでも書きましたが、私のペンネーム(暮眞★潤)は、彼の名前を日本語風にもじって決めました。

1. 投資本の作家

私が最初にジム・クレイマー氏の名前を聞いたのは、彼の著作なのでまずは著書の紹介から始めたいと思います。いずれは各冊子についての講評も書きたいと思っていますが、とりあえず著書名と簡単な紹介文のみ載せてみました。時系列ではなく、お勧め順です。

1.1 Jim Cramer’s Real Money: Sane Investing in an Insane World ( 邦訳:全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦 )

個人的には、バイブル(聖書)と呼んでいます。投資をこれから始める人(初心者)に一度は手に取ってほしい本です。日本語訳も出版されています。

私は、投資を始めて数年たってからたまたま古本屋さん(Book Off)で見つけて購入したのですが、「そう、ずっとそれを知りたかったのよ~」というようなことが書いてあると思いました。

ヘッジファンドのファンドマネージャーの経歴を持つクレイマー氏ならではの視点からの個人投資家へ向けてのアドバイスが満載です。

ただし、初版が2005年と、15年前なので 若干アドバイスが変わっている箇所があります(そのせいか、後述の「Mad Money」の中でこの本について語るのを聞いたことはありません)が、大原則は変わっておらず、私のなかではいまだにバイブルの位置づけです。

1.2 Jim Cramer’s Get Rich Carefully (邦訳:ジム・クレイマーの“ローリスク”株式必勝講座)

ジム・クレイマー氏の著書本としては最新本で、初版発行は2013年です。日本語訳が出た本としては2冊目となります(残念ながら、日本語訳バージョンは持っていません)。

クレイマー氏の最新のアドバイスが詰まっています。後述の、クレイマー氏がホストをしているテレビ番組「Mad Money」の中で、「新規に本を書く予定はないと」言っているので、当分は新作を期待できなそうです。

「Buy and Hold」ではなく、「Buy and Homework」を推奨するクレイマー氏ですが、この本では、Homeworkの仕方が書かれていて実践的な内容です。また、チャート分析のしかたについても一章を割いています。

ファンドマネージャーとしては既に引退したクレイマー氏ですが、現在は$3 Millionを投じたCharitable Trustを運営しており、その意味ではいまだに一線にいます。本作では、Charitable Trustから学んだレッスンについての解説もあります。

前述の「Jim Cramer’s Real Money」と重なるところはないので、前作を読んだ方にも是非お勧めしたい一冊です。

1.3 Jim Cramer’s Getting Back to Even

リーマンショック後に発行された本で、“rules for trying to recover from losses”(損失から復帰するためのルール)が書かれています。初版発行は2009年です。

「Mad Money」の視聴者からの質疑応答の中で、オプション取引についてはこの本の中で100ページほど割いたと言っているので、その部分だけでも読みたいと思い、最近入手しました。今読んでいる最中です。

1.4 その他

上記に加えて、以下の4冊の著者でもあります。

  • Jim Cramer’s Stay Mad for Life: Get Rich, Stay Rich (Make Your Kids Even Richer) –2007年発行
  • “Mad Money: Watch TV, Get Rich” — 2006年発行
  • “Confessions of a Street Addict” — 2002年発行
  • “You Got Screwed!: Why Wall Street Tanked and How You Can Prosper” — 2002年発行

2. TVホスト

CNBCのサイトにあるクレイマー氏のBioはこちら。→ Jim Cramer Profile

2.1 Mad Money with Jim Cramer

クレイマー氏といえば、CNBCの “Mad Money” というワンマンショー(月-金、6PM ET)のホストとして有名です。

ショーの中では、その日の経済ニュースと個別株価への影響、投資アドバイス、CEOインタビュー(ほぼ毎回)、チャート分析(火曜日のみ)、および視聴者からの質問(投資および個別株について)に答える等、情報満載です。

私がこのショーが好きな最大の理由は以下の通りです。

  • 個別株価、または市況全体が動いた理由、今後の方向性を解説してくれるので、株価の乱高下が激しい時ときにも平静でいる材料を与えてくれること。
  • CEOインタビュー等を通して、いままで知らなかった会社についての知識を得られること。
  • いくら位の株価で買うべきか数字を言ってくれることがある(例:「今すぐ、この値段で買え!」 、「$25になったら買いだ!」等)ので、割安なのか割高なのかの判断の材料になること。
  • 後述の通り、クレイマー氏はCharitable Trustを運営しているのですが、Charitable Trustが保有している株式について Mad Moneyショーの中で言及する際には、その旨が付け加えられる(当該株を保有中、買った、買うつもり、売った等)ので、当該株式に対する本気度合いが分かること。

本サイトでは、Mad Moneyに関するフォーラム(基本的に、ビデオクリップおよび記事へのリンクを貼っているだけです)を設置したので、興味のある方は覗いてみてください。また、音声だけでも良いという方はPodCastでも楽しめます。

2.2  Squawk on the Street

クレイマー氏は、CNBC番組 “Squawk on the Street” (月-金, 9AM-11AM ET)の司会者の一人でもあります。 株式市場が開く前および開いている間の市況の動きを知りたい人向けです。

私は9AM-11AMは就業中なのでTV番組としては観ていませんが、気が向いたときにPodCastで聞いたりしています。

3. The Street.comの創業者 & Charitable Trustの運営者

こちらは有料サービスなので、私は利用していませんが、クレイマー氏は、投資クラブ「Action Alerts PLUS」への寄稿やメンバーに配信されるビデオへの出演、 The Street’s Real Money premium serviceへの記事の寄稿も行っています。

前述の通り、$3 millionのCharitable Trustを運営中のクレイマー氏ですが、 Charitable Trustで株式の売買を行う前に 「Action Alerts PLUS」のメンバーには、ニューズレターで今後の予定を知らせているとのことです。これにより、Charitable Trustが行動を起こすより先にメンバーが行動を起こすことができます。 ちなみに、「年末時点におけるすべての利益をチャリティーに寄付する (“all profits at the end of the year would be given to charity”)」と決めているそうなので、毎年年初は$3 millionからスタートなのだと思われます。

The Streetのサイトにあるクレイマー氏のBioはこちら。→ Jim Cramer

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