
今回は、ニューヨークを旅行中に無料で美術館に入館する方法についてご紹介します。 結構多くの施設が無料で開放されているので、ニューヨークをお得に楽しんでください。
目次
1. 無料入館日を狙う
まずは、知っている人も多いと思いますが多くの美術館が無料入館日(時間帯)を設けているので、その日を狙う方法です。ニューヨークには旅行できている人には一番現実的な方法だと思います。通常はもっと早い時間に閉館してしまう美術館も無料入館日は開館時間を長くしていることが多いのでその意味でも利用価値大です。その反面、その日・時間帯は混んでいることが予想されるので、別の方法で無料で入館できる場合はこの日は逆に避けた方がいいかもしれません。
網羅的なリストではありませんが、私のお勧めはこちらです。
- Bronx Zoo (毎週:水曜日終日) — 要予約
- Brooklyn Museum (月一回:第一土曜日の5PM-11PM) — 要予約
- Brooklyn Botanical Garden(12月~2月のウィークディ)– Pay as you wish
- MoMA (毎月:第1金曜日 4PM – 8PM) — ニューヨーク市の住民のみ
- MoMA PS1 (いつも) — ニューヨーク市の住民のみ — suggested feesあり
上記以外にもたくさんあります。以下のサイトがかなり網羅的に紹介しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
https://freetoursbyfoot.com/free-museums-new-york-city/
2. Bank of AmericaのMuseums on Usを利用
2.1 Museums on Usって何?
あまり知られていないのですが、Bank of Americaは「Museums on Us」というプログラムを 月一回 実施しています。これは、Bank of America®、Merrill® および Bank of America Private Bank® のクレジットカードまたはデビットカードの保有者が、クレジットカードまたはデビットカードを身分証明書とともにチケット窓口に提示することによって、入館券を一枚無料で受け取れるというプログラムです。
2.2 利用できる人
該当するクレジットカードまたはデビットカードをの名義人のみです。家族カードでもOKのようなので、家族で利用したい場合であっても各自がクレジットカードの審査に受かる必要はなく、家族カードを発行してもらう(Authorized Userとして家族を加える)だけですみます。従って、まだクレジットカード(家族カード)を持つには早い年齢のお子さんが一緒の場合には全員が無料というわけにはいかない点、注意が必要です。
2.3 利用できる日
毎月第一土曜日およびその翌日の日曜日です。
2.4 無料で入館できる美術館・博物館
現在37州の225の美術館・博物館が対象となっています。このプログラムで入場できる美術館・博物館の一覧はこちらのリンクからどうぞ。→ BoA: Museums on Us® participant roster
ちなみに、ニューヨーク市の場合は2022年は以下の8の美術館が参加しています。
- El Museo Del Barrio
- Intrepid Sea, Air & Space Museum
- New-York Historical Society
- Staten Island Children’s Museum
- Staten Island Zoological Society
- The Jewish Museum
- The Metropolitan Museum of Art – The Met Cloisters
- The Metropolitan Museum of Art – The Met Fifth Avenue
3. NYCのパブリック・ライブラリー(公共図書館)発行のカルチャー・パスを利用
3.1 カルチャー・パスって何?
ニューヨーク公共図書館(The New York Public Library)、ブルックリン公共図書館(Brooklyn Public Library)およびクイーンズ公共図書館 (Queens Public Library)のライブラリーカード保有者を対象にした、 ニューヨーク市内の美術館・博物館への無料入場券です。 予約が必要で、予約開始は3か月前から(先着順)なので前もって予定を立てないといけないのが面倒くさそうなのですが、かなり幅広い施設が対象となっているので利用する価値大です。
詳しくはこちら → Culture Pass: Frequently Asked Questions
3.2 利用できる人
カルチャー・パスはニューヨーク公共図書館、ブルックリン公共図書館、およびクイーンズ公共図書館のライブラリーカード保持者で13歳以上の人 に対して発行されます。ライブラリーカードは、ニューヨーク州在住者、ニューヨーク市内の学校または会社に通学・通勤している人が対象です。
一枚のパスで2~4人まで入館できる(上限は施設によって異なります)ので、自分ではカルチャー・パスを入手できなくてもニューヨーク州在住またはニューヨーク市内に通学・通勤している知り合いがいる場合はお裾分けにあずかれる可能性があります。
3.3 無料で入館できる美術館・博物館
対象となる施設の一覧はこちらから → Culture Pass: Participating Organization
個人的には、上記の1にも2にも含まれていない「 American Museum of Natural History 」が対象となっているのが貴重だなと思います。尚、各施設とも一年に一回のみ利用可となっています。上記1か2の方法で無料で入れる施設の場合であっても、無料入館の対象日でない曜日に入れるというのも大きな利点です。
4. IDNYCに付随の特典を利用(注:NY市民のみ)
4.1 IDNYCって何?
IDNYCとはニューヨーク市が発行する公的な身分証明書で、ニューヨーク市内在住の10歳以上の申請者に対して発行されます。尚、ニューヨーク市内在住者には、特定の住所を持たないホームレスも含まれます。
発行に際しては在留資格を問わないので、不法移民でも公的な身分証明書を持てる道を開いた(これにより、銀行口座を開いたり、公共施設に入る際に身分証明ができる)ということで発足当時はメディアを騒がせました。
各種割引や、後述の美術館への無料メンバーシップの獲得にも利用できるので、運転免許証のように州発行の身分証明書をすでに持っている人も入手価値が十分にあります。
申し込みは予約制で、まずはオンラインでエンロールメント・センターに予約をいれる必要があります。エンロールメント・センターは公共図書館を中心に市内に何か所かあります。
申し込み方についての詳細はこちら → IDNYC How to Apply
4.2 美術館への無料メンバーシップ (一年間)について
IDNYCの最大のベネフィットは、ニューヨーク市内の美術館等の文化施設への一年間のメンバーシップが無料で取得できることです。これは、各施設ごとに申し込みが必要で、無料での延長は不可、各施設とも権利行使は5年に一度(メンバーシップを延長したい場合、または権利行使後5年以内に再度メンバーシップを取得したい場合は通常の会費を払って有料会員になる必要あり)となっています。
2022年3月28日追記:権利行使は一度きりと思っていましたが、改めて確認したところ”If you redeemed a free membership or paid for a membership less than five years ago, you will not be eligible for a free membership with an IDNYC card.”に変更になっていました。(出所:IDNYC Museum and Cultural Institution Benefits)
無料とはいえ、正式なメンバーシップなので会員期間中はいつでも何回でも入館できます。
対象となる施設はこちら → IDNYC Museum and Cultural Institution Benefits
ちなみに私はIDNYCを取得した2015年に以下の3つのメンバーシップを申し込みました。既に5年以上たっているので再度申請できるようです。

参考までに、上記以外のベネフィットについてはこちらから → IDNYC Benefit
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