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ワードプレスで最初にやりたい4つの設定

今回は、ワードプレスをダウンロードしてダッシュボードまで来たらまずやっておきたいことについて、ご説明します。

「テーマを選ぶ」のは任意ですが、せっかく選択肢が豊富にあるのでいろいろ試してお気に入りのテーマを探してみましょう。「カテゴリー設定」と「パーマリンク設定」は、できればブログの投稿をし始める前に設定しておくと後々のメインテナンスが楽なので、早めにやっておくことをお勧めします。SSLの設定はとても重要なので、こちらも早めに済ませたい設定です。

1.テーマを選ぶ(任意ですがお勧めはSimplicity)

1.1 Simplicityをお勧めする理由

最初の初期設定では、「TWENTY SEVENTEEN」になっていると思いますが、まずはこのテーマを、自分の好みに合ったテーマに替えると、モチベーションがグッと上がります。

ダッシュボードの左のメニュー(黒い背景に白い文字)のなかの、「外観」の「テーマ」をクリックすると画面にワードプレスにプリインストールされているテーマがいくつか出てきます。もしその中にしっくりくるものがあれば、そのテーマをクリックするとテーマが切り替わります。

私のお勧めのテーマは、今私のサイトでも使っている「Simpilcity」です。このテーマの魅力は、一言でいうと、こんなことができたらいいなぁと思うカスタマズ法がすでに用意されていることにつきます。一例を上げると、

  • アフィリエイトやアドセンスの広告が簡単に入れらる。
  • SEO(Search Engine Optimization)対策がしてあり、知識がなくてもGoogleの検索ランクを上げられそう。
  • TwitterやFacebookのようなSNSボタンが最初からついている。

と、初心者にとっては至れり尽くせりな仕様のテーマです。これだけそろって無料というのは大感激です。また、開発者が日本人で公式サイトにはFAQやサポートフォーラムもあることや、このテーマを使っている人が多いこともあって、困ったことがあってもググると解決法について解説してくれているブログがたくさん見つかるというのも魅力の一つです。

1.2 Simplicityへの替え方

Simplicityはワードプレスにプリインストールされていないので、自分でSimplicityのサイトからダウンロードしないといけないのですが、とても簡単にできます。

(1)まずは、Simplicityの公式サイト(https://wp-simplicity.com/)へ行って「Simplicity2」をダウンロードします。

(2)次に、WordPressのダッシュボードに戻り、「外観」の「テーマ」を選びます。ここでスクリーン上の「新規追加」というボタンを押します。

(3)「テーマを追加」という画面に代わるので、その横の「テーマのアップロード」ボタンを押します。

(4)すると、「ZIP 形式のテーマファイルをお持ちの場合、こちらからアップロードしてインストールできます。」というメッセージが入った画面に代わるので、Simplicity2をダウンロードした自分のPC(設定をいじっていない限りPC内の「Downloads]というフォルダーに入っていると思います)から、Simplicity2を選びます。

(5)アップロードが終了した旨のメッセージが出たら、「有効化」します。

(6)続けて、Simplicityの子テーマをダウンロードして、上記(2)~(5)を繰り返します。Simplicityのサイトでも推奨されているのですが、このようにしておくと、Simplicity2本体が将来的にアップデートされても、自分で行ったカスタマイズ(色を変えたり等)が影響を受けないので、一からカスタマイズをやり直す必要がないそうです。

Simplicityを使った場合のお勧めのカスタマイズについてはまた次回改めてご説明します。

2. カテゴリー設定

これは、最初にやってしまったほうが後々楽なので、サイトの構想が固まったらやっておきたい設定です。

ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」を選択すると、新規カテゴリーを選択する画面が表示されます。ここで、「名前」(サイトに表示される名前)と「スラッグ」(URL に適した形式の名前)を入力していきます。半角英数とハイフン(-)の組み合わせで作ってください。ちなみに、ハイフン(-) の代わりにアンダースコアー(_)を使ってもいいのですが、観察した結果ハイフンを使う人の方が多いようなので(私の場合は、無意識のうちに両方使っていたことに気づいたので、慌ててハイフンに統一しました)。

本サイトの場合は以下のように設定しました。さらにそれぞれに複数のサブカテゴリーを設定しました。例えばとりあえず「ネットビジネス」の下に、「サイト運営」と「ワードプレス」の二つのサブカテゴリーを作りました。

名前 スラッグ
米国での投資 investments
ネットビジネス net-business
米国生活お得情報 life-in-usa

3. パーマリンク設定

次はパーマリンク設定です。これは、各固定ページや投稿ページのURLリンクをどう表示させるかの設定です。

たとえば、私のサイトでは、パーマリンクを以下のように設定しています。この設定は、ダッシュボードの「設定」→「パーマリンク設定」の画面から変更可能です。カテゴリーの情報を入れずにサイト名のあとに記事名を続けることもできますし、URLには記事名の要約っぽい英単語ではなく日付を入れる方法もあります。本サイトの場合は、カテゴリー分けがはっきりできるスタイルになっているので、下記の方法が一番整理しやすいと思いこのように設定してあります。

記事毎のリンクは、「投稿」の編集ページで設定します。本記事の場合、以下のようになっています。

本記事は、カテゴリー「ネットビジネス」、サブカテゴリー「ワードプレス」として投稿したので、”%category%”の部分はスラッグとして選択した”net-business/wordpress”で固定されています。ここを変更するには、上記の「2. カテゴリー設定」に戻ってスラッグを変更する必要があります。

“%postname%”の部分は記事の編集画面から自由に変更できます。カテゴリー同様、半角英数とハイフン(-)の組み合わせで作ってください。

4. セキュリティ対策(SSLの導入)

SSLとは、Secure Sockets Layerの略で、インターネット上の情報を暗号化する技術です。SSLが導入されると、サイトのアドレスを “http://”から”https://”へ変えることができるようになります。これにより、お問い合わせフォーム等で送信された氏名やメールアドレス等の個人情報が盗まれるのを防ぐことができます。

4.1 レンタルサーバー側での設定

私が現在使っているHawk Hostでは、Lets’ Encrypt をつかって無料でSSL証明書を自動更新しています。(という旨のEmailをHawk Hostからもらったので詳しくは分りません。ちなみに初期設定でこのようになっていました。)

私が以前使っていたレンタルサーバー(ロリポップ)では、ロリポップの独自SSLを無料で使用できましたが手動で導入が必要でした。導入の仕方は、ロリポップの管理ページから、「セキュリティ」→「独自SSL証明書導入」のページを開き、「SSLで保護されていないドメイン」のタブから、独自SSLを適用したいドメインおよびサブドメインのチェックボックスを選択、「独自SSL(無料)を設定する」ボタンをクリックで終了です。

別のレンタルサーバーをお使いの方は、SSLが提供されていないか確認してください。プロバイダーによっては有料のオプションかもしれません。

4.2 ワードプレスでの設定

Hawk Hostではこの作業は不要です(最初から「https://」になってます。

ロリポップの場合ですが、上記の作業が済んだら、ワードプレスのダッシュボードからURLの変更ができるようになります。まずは、ダッシュボードから、「設定」→「一般」を選択します。ここで、「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」の接頭を「http://」から「https://」に変更できます。