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[改訂版]Amazon Fresh(アメリカ)の概要、使い方とメリット・デメリット

久しぶりに食料品のデリバリーサービス「Amazon Fresh」を使ってみたのですが、いろいろと変わっていたので紹介したいと思います。2020年7月の体験です。

1. Amazon Fresh(アマゾン・フレッシュ)とは

1.1 概要

アマゾンプライム会員向けサービスの一つで、食料品および日用品を指定した時間帯に届けてくれるサービスです。

食料品には、野菜やお肉等の生鮮食品や、冷凍ピザや冷凍フレンチフライ等の冷凍食品も含まれます。

配達の時間帯は、後述の通りかなり細分化されていて、1時間ごとの配送枠(追加料金あり)または2時間ごとに配送枠(追加料金なし)に分かれています。

注文金額が少額の場合には配送料金として$9.99がかかりますが、$35以上の商品を購入した場合はこの配送料金は免除され、無料になります(参考:Amazon Fresh is now FREE with Prime)。ただし、配達先がNYCを始めとする一部の地域の場合は、配送料金免除を受けるための最低購入額は$50以上とちょっと高くなります。

1.2 2020年6月からの変更点

最後に利用したのは2020年の6月の初めだったので、5週間ぶりの利用でした。いろいろと変更点があったので書き出してみました。

  • Grocery Listがなくなっていました(そういえばGrocery ListはAlexa Shopping Listに統合されるという旨のEメールを2020年7月10日に貰いました)。Alexa Shopping Listには商品の写真がついていないので使いづらいです。
  • Attended Deliveryはなくなり、Door Step Deliveryのみになっていました。
  • 有料のオプションとして、1時間枠が新設されていました。
  • 配送時に、ドライバーが今どこにいるかをリアルタイムで地図上に表示されるようになりました。
  • 梱包が簡素になりました。

2. Amazon Freshの使い方

2.1 対象地域になっているか確認

どの地域がAmazon Freshの対象となっているかについては、Amazonのサイト内では一覧表の形で表示されていません。なので、まずは以下のページにご自宅の郵便番号を入れて、ご自宅の住所がAmazon Freshの対象となっているかを確認してみてください。

https://www.amazon.com/fmc/learn-more

2.2 Amazon Freshの画面に移動する

Amazon Freshの商品だけを表示させるには、アマゾンのサーチボックスの左側のプルダウンメニューで「AmazonFresh」にカーソルを合わせた状態で、左のサーチボタン(虫メガネが書かれたオレンジのボタン)をクリックするのが一番手っ取り早いです。

別の方法として、All Departmentで表示される商品の値段の下に「Fresh FREE delivery with Prime」と書かれていることがあるのですが、その商品をクリックしてもAmazon Freshの画面に移動します。

2.3 Amazon Fresh Cartに商品を入れる

まずは、カートに商品を入れていきます。一旦カートにいれた商品であっても、先着順(カートに入れた順ではなくチェックアウトした順)で購入できるようなので、カートには入れたもののチェックインを先延ばし(数時間後や翌日まで延期)にしているといつのまにか品切れになってしまうことが結構あるようです。

カートに入れたもののチェックアウト時に品切れになっていたものは、カートに残ったまま灰色がかった状態で表示されます。商品の隣には削除のためのリンクがあるので、削除して別のものをカートにいれることもできますが、そのままカートに残しておくと商品が納入されて購入可能になった場合に何事もなかったかのようにカートに戻っています。

品物によっては品切れになるタイミングが結構頻繁ですが、数時間や半日でまた買えるようになったりと、回転が激しいです。また、こっちの商品は買えるようになったけれども、替わりに別の商品が在庫切れになったりということもあるので、商品をカートにいれたらそのまま一気にチェックアウトしてしまう方がよいようです。

Amazon Freshで扱っている商品をカートに入れた場合は、Amazon Fresh Cartからチェックアウトします。ちなみに、あと何ドル分の商品を入れると$35(NYCの場合は$50)になるか表示してくれます。

2.4 配達日時の指定をする

チェックアウトに進むと、日時指定の画面が現れます。配達住所および希望する日付、時間帯を選択します。

7月18日 に確認したときは、以前あったAttended Deliveryというオプションはなくなり「Doorstep Delivery」一択となっていました。配達日としては、当日および翌日の配達から選択可能でした。

時間帯も、従来の2時間枠(追加料金なし)に加え、1時間枠($4.99の追加料金)が加わっていました。当日にもかかわらず、時間帯はもう選び放題でした。

時間帯を選び、支払いをすませるとチェックアウト終了です。チェックアウト後、詳細を確認すると、以前はなかった「パッキングを始めるまでなら、追加で商品を加えることが可能」である旨のメッセージが表示されています。これは、新しい機能というよりも、もともとあった機能が復活した形のようです。

2.5 受け取り

前回からの一番大きな変更点としては、配送時にドライバーが今どこにいるかがリアルタイムで地図上に表示されるようになったことが挙げられます。この画面には「View Order Details」のリンクから行けます。

私は配達時間である朝7時からこの地図をパソコンのスクリーンに表示させておいたのですが、これはスクリーンをリフレッシュしなくても勝手に更新されていきました。ドライバーの位置には「You are next」という文字も表示されていたので、同じドライバーが自分の家に来る前に、他の顧客のところによるかどうかわかるので、ドライバーの到着の大体の時間の予想がついてとても便利です。

また、「Contact Driver」という項目が加わり、配達中のドライバーとコンタクトできるようになったのも前回からの変更点でした。

梱包ですが、これまでは段ボール箱に入っていたのが、今回からは紙袋になっていました。冷凍食品も、これまでは保冷袋+ドライアイスを使って厳重に保冷されていましたが、今回はどちらも未使用でした。

2.6 チップについて

ちなみに、ドライバーへのチップの支払いは、商品の代金と一緒にチェックアウト時に、オンラインで支払えるので現金を用意する必要はありません。

チェックアウト時には、自動的にRecommended Amountが入力されています($50~$60程度の買い物だと$5が入力されているので、10%を目安に自動入力されているのだろうと思います)。

この金額は手動で変更可能です。チェックアウト時に変更することもできますし、配達終了後24時間までなら変更可能なので、後で変更することも可能です。私は15%位が妥当かなと思って気持ち上乗せしています。また、配達日が雨の日だったりした場合には感謝の意をこめて配達終了後にさらに上乗せするようにしています。

チップの金額が配達終了後24時間までなら変更可能なこともあり、クレジットカードへのチャージは、商品の代金とは一日遅れで来ます。

3. Amazon Freshのメリットとデメリット

3.1 メリット

  • ほぼ何でも揃います。
  • 瓶に入っているもの等、破損しやすいものでも安心して頼めます。
  • 商品の価格は全体的に安く、TargetやWalmart並みの値段だと思います。生鮮食品の価格については、びっくりするほど安くはないけれども高くはない(もっと高いお店もあればもっと安いお店もある)という印象でした。
  • 商品の回転が早いこともあり、生鮮食品の鮮度は高いと思われます。
  • Ounce当たりまたはlb当たりの価格が表示されていることが多いので、似たような商品があった場合に簡単に価格の比較できます。
  • 大抵のものは一個から注文できます(参考までに、Walmartの場合は、商品によっては一個だけ欲しい時は店頭で、オンライン注文は2個または4個単位ということが多いようです。TargetやAmazon PantryはAmazon Fresh同様、一個から注文できます。)。
  • 配達が時間指定制(1時間枠または2時間枠)なので、配達日の行動予定等が立てやすいです。
  • $35以上(NYCの場合は$50以上)購入の場合は配送料が無料になります。
  • アマゾン提携のクレジットカード保持者は5%キャッシュバックが貰えます。

3.2 デメリット

  • アマゾンプライムのメンバーになる必要があります。
  • 商品の回転が早く、カートに入れたままチェックアウトしないでいると、数時間後または翌日には売れきれになっていることがあります。
  • 値段の変動が激しく、「お買い得」と思ってカートに入れたもののチェックアウトしないでいると、数時間後または翌日には微妙に値段が値上がりしていることがあります。
  • 商品の入れ替わりも激しく、「前回買って気に入ったのでまた買おう」と思ったものがずっと在庫切れでもう買えなくなったりすることが結構ありました。
  • 冷凍食品を注文した場合、以前は保冷袋に入れたうえでドライアイスを同梱してくれたのですが、それはなくなくなったようなので、冷凍食品を購入の際には注意が必要です。
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