en_US

グローバルエントリー・キオスクの使い方 ~ グリーンカード保有者の場合 

2018年にグローバルエントリーを取得してから早一年たちました。既に3回ほど入国手続きを行ったので、グローバルエントリー用のキオスクの使い方がやっと理解できました。ということで、簡単に説明します。お金と関係ありませんが、「グローバルエントリーの申請にかかる費用・期間、体験記」の記事のフォローアップという意味で書いてみました。

1. キオスクでの入国手続き

2023年4月4日追記:4年ぶりに日本に帰省してニューアーク空港からアメリカに帰国したのですが、以前と比べて入国手続きはかなり簡素化されており、指紋のスキャン、検疫や税関申告に関する質問への回答は不要でした。したがって、グローバルエントリー取得者の場合は、グリーンカード(表面)のスキャンおよび顔写真の撮影のみで入国できました。日本のパスポートを見せる必要がなかったのは以前と同様ですが、キオスクからレシートも印刷されませんでした。

まずは結論から。グローバルエントリー用のキオスクには、スキャナーが二か所あります。 左側のスキャナーには「パスポートをスキャンしてください」とあるので紛らわしいのですが、パスポートをスキャンするのはアメリカ市民の場合のみです。グリーンカードの保有者はここではグリーンカードの裏面をスキャンします

その後、右側のスキャナーで、右手の指先をスキャンします。 それと前後して、画面上に氏名や搭乗便などが表示されるので、それらの情報が正確かどうかを確認します。

次に、検疫や税関申告に関する質問(食べ物を持ち込んでいますか?農場に行きましたか?免税の範囲を超えた物品を持ち込んでいませんか?等の質問)に対し、YESまたはNOを選択していきます。そしてカメラに向かい、顔写真の撮影をし、それが済むとキオスクからレシートが印刷されて出てくるので、それを受け取って終わりです。その後、入国審査官によるインタビューはないので、そのままBaggage claim(荷物引渡し場所)に行けます。

尚、キオスクで受け取ったレシートはBaggage Claimで受け取った自分の荷物を持ってBaggage Claimから退場するときに、係員に手渡しします。この時には、(成田空港でやるのと同じように)パスポートの確認をするかもと思い、いつもパスポートも手元に用意しているのですが、レシートを渡すだけであっさり終了です。なので、グローバルエントリーに参加してからは、アメリカ入国時に日本のパスポートを誰からも確認されなくなりました。

2. 私の体験(混み具合等)

まだ二つの空港でしか体験していませんが、キオスクはがらがらで、ほぼ待ち時間なしで入国手続きが終了しました。あと、キオスク前でもたもたしていると、係員の人が助けに来てくれました(親切なんだろうけど、怒られているようでちょっと怖いです)。

2.1 2018年10月 ニューアーク空港

一回目は、2018年10月、ニューアーク空港からの入国でした。ユナイテッドエアラインで、日本(成田空港)から帰ってきました。 飛行機を降りた後、最初は入国審査のために、皆同じ方向に歩いていきますが、途中でグローバルエントリー参加者と飛行機の乗務員はそのまま直進、一般旅行者(アメリカ市民、グリーンカード保有者、ビザ保有者、ビザ免除者)は右に曲がるという具合に二手に分かれました。

その後、飛行機の乗組員は移民審査官のいる窓口の方へ(ほぼがらがらでした)、グローバルエントリー参加者はキオスクへと分れました。キオスクは4~5つあり、ちょうど全てふさがっていましたが、それ以外には誰も並んでいなかったので数分もしないうちに私の番がやってきました。

この時は、勝手がわからなかったので、まず日本のパスポートをスキャンしました。何度試してもダメだったので、「パスポートが読み取れないときはここを押してください」みたいなボタンを押し、画面の指示に従ったからなのか自分で悟ったからなのか覚えていませんが(グローバルエントリーのインタビューのときに、入国時にはグリーンカードを使うと言われたような気がするのでそれを思い出したのかもしれません)、グリーンカードをスキャンして、なんとな~くうまくいきました。もしかして裏と表と両方試してみたのかもしれません。

2.2 2019年3月 JFK空港

二回目は、2019年3月、JFK空港からの入国でした。同じく日本(成田空港)からの帰国ですが今回はANAでした。グローバルエントリー用のキオスクは一番奥(ビザ免除者、グリーンカード保有者、アメリカ市民の列を通り過ぎて、更に先)でした。

キオスクはがらがらで、全く並ばずにすぐに使えました。この時は、日本のパスポートをスキャンして一回はねられるというプロセスを経てからグリーンカードをスキャンするのか、最初からグリーンカードをスキャンしたらいいのかまだ理解できていなかったので、まずは日本のパスポートをスキャンして~、とのろのろとやっていたら、係員の人がつかつかと近づいてきて、手伝ってくれました。が、「グローバルエントリーに参加してるの?(グローバルエントリーの)カードをちょっと見せて」、「OK。じゃあ、(グリーンカードを)貸して」とてきぱきと手伝ってくれたのですが、スキャンは係員の人がやってくれてしまったので、流れはわかったものの完全には理解できていませんでした。

2.3 2019年9月 ニューアーク空港

そして、三回目もニューアーク空港からの入国でした。2019年9月、カナダ(ケベックシティ)から、ユナイテッドエアラインで帰ってきたときです。今回はグローバルエントリー用のキオスクはがらがらでした。そもそも、利用したのが小型の飛行機だったので乗客数が少なかったというのも一因だと思います。

前回の経験から日本のパスポートをスキャンする必要は全くないということは納得したので、今回は 「パスポートが読み取れないときはここを押してください」というボタンを最初に押してみました。と、そこで係員の人が近づいてきて「そこは押しちゃダメだよ」と注意されました。で、今回は係員の人は手を出さずに、「はい、グリーンカードをスキャンして」、「はい、次は指紋をスキャンして」と口で指示するだけだったので、遅ればせながら、やっとグリーンカードの裏側をスキャンするということが分かりました。

尚、最後にとる顔写真ですが、背が低めなせいもあっていつも首から上しか写っていなかったのですが、今回は「ちょっと後ろに下がって」と言われて後ろに下がった状態での撮影となったので、胸元もちょっと写っていました。ということで、背の低い人はキオスクでの写真撮影時に一歩下がるとよい、ということもあせて学んだのでした。

The following two tabs change content below.