
今回は、銀行口座について取り上げます。私は、メインバンクとしてJPMorgan Chase Bank、セカンドバンクとしてAlly Bankを使っています。メインバンクは、ロケーションが一番大切だと思います。例えば私は家から一番近くとか、勤務先から近くに支店があるという点を重視しました。ということで、今回はメインバンクについては割愛して、まずはAlly Bankのご紹介をします。ちなみに、Ally Bankの発音ですが、ずっと「アリー・バンク」と思っていましたが、先日コマーシャルで「アライ・バンク」と発音していました。
目次
1. Ally Bankの凄いところ
1.1 口座維持手数料なし
最低預入額の規定がありません。たとえ口座の残高が$0でも口座維持手数料がかかりません。
1.2 ATM手数料を$10まで還元
ネット銀行なので、自前のATM機がありません。でも、Allpoint ATMを使う限りはATM使用料はかかりません。AllyPoint ATMはターゲット、デュエン・リード、ウォルグリーン、CVS、マクドナルド等、各地に設置されています。
また、他行のATMも使用できます。その際Ally Bank側での料金は発生しませんが、ATMの所有者(銀行)側から、使用料として何ドルか徴収されると思います。でも、なんとそれに関しては返金してくれます(月に$10までという上限があります)。なので、私は他州へ旅行中、現金が欲しいけどメインバンクのATMがない時などに重宝しています。
参考までに、Allpoint ATMはアメリカだけでなく、カナダ、プエルトリコ、イギリス、メキシコおよびオーストラリアにあるそうで、Allpoint ATMを使う限りはアメリカ国内同様、ATM使用料は一切徴収されないようです。また、AllyPoint ATM以外のATMを使った場合でもAlly Bank側からの手数料が無料というのは国外でも変わりません。加えて、他行のATMを使って手数料を取られた場合の$10まで還元というのも国外のATMでも適用があります。但し手数料が還元されるのはATMの手数料として別途記載されている場合に限るようです。
詳しくはこちらから。Ally Bank: ATMs & withdrawals FAQs
Allpoint ATMの位置についてはこちらから。Allpoint ATM Locator
1.3 無料ウイルス対応ソフトの提供
以外と知られていない(というか宣伝されていない)ですが、Webroot® SecureAnywhere™ Antivirus softwareというアンチウイルスソフトを無料で提供してくれます。毎年ダウンロードし直す必要はなく、一度ダウンロードしたらいつの間にか毎年自動更新されているようです。
興味のある方はこちらから。https://www.ally.com/learn/webroot/
1.4 利率が高い
たぶん、Ally Bankに限らず、ネット銀行を開設する人の大半はこれが理由だと思いますので、一応書いときます。 2023年11月現在、普通預金の利率が4.25%、定期預金が3.0~5.15%(期間に応じて異なります)となってます。
詳しくはこちらから。Ally: Compare CDs
1.5 eCheck Depositの上限が高い
Ally Bankにお金を預けるには、(1) 給料の振り込み先としてAlly Bankを指定する、(2) 別の銀行からACHトランスファーを行う、(3)Wire Transferを行う、(4)小切手を指定されたAlly Bankの事務所に郵送する、そして(5) eCheck Depositという方法があります。
私のようにセカンドバンクとして使う場合は(2)のACHトランスファーが一番便利ですが、(5)のeCheck Depositもかなり便利です。これは、自分あての小切手の写真をスマホで写真でとり、Ally Bankのスマホアプリを使って預けいれるという方法です。スマホがない場合は、小切手をスキャンして、パソコンからアップロードするという方法も取れます。
Ally Bankのすごいところは、このeCheck Depositの上限が、一日当たり$50,000(ただし、30日毎の上限が$250,000)と高いことにあります。
How much money can I deposit with Ally eCheck Deposit℠?
参考:Ally Bank: Deposit Q&A
You may deposit up to $50,000 in a single day and up to $250,000 every 30 calendar days using Ally eCheck Deposit.
参考までに、Chase Bankの場合は、スマホからの預け入れの上限は、一日当たり$2,000、30日毎の上限が$5,000となっていますが、これはChase Bankの設定が低いのではなく(むしろ他行と同じくらいです)、Ally Bankの上限が業界水準と比べて高いことを示しています。
2. Ally Bankで注意する点
2.1 ATMから預け入れができない
これはオンラインバンクの宿命ですが、ATMは引き出し専用で、現金や小切手の預け入れには使えません。
2.2 Money Order の預け入れは郵送のみ(eCheck Deposit できない)
マネー・オーダーを受け取ることはそうそうないので、マネー・オーダーを銀行に預け入れる機会はないと思います。その意味では、あまり関係ないかもしれませんが、マネー・オーダーはスマホから預け入れができないのでその点ご留意ください。もちろん、Ally Bankに郵送すれば無事預け入れることができます。
2.3 海外での引き出しについて
海外のATMを使って引き出すときは、引き出し金額の1%が為替手数料としてかかります。銀行によっては1%どころか3%徴収するところもあるので、1%というのは良心的ではありますが、探せば引き出し時に為替手数料がかからない銀行もあるので、海外でATMからお金を頻繁に引き出す人は、この点念頭においてください。
2.3.1 カナダでの経験
参考までに、2019年9月22日にカナダ(ハリファックス)で実際にATMを使ってAlly Bankの口座からカナダドル (CAD)を引き出してみました。この時は300 CADの現金の引き出しおよびカナダのATM側の手数料として課された3 CADの計303 CADに対し、Ally Bankの口座から254.92 米ドル(USD)が引き落とされました。ということで、為替レートは1 USD = 1.1886 CADでした。
尚、3CADのATMの手数料は一旦引き落とされましたが、9月末に戻ってきました(Ally Bankより2.5 USDの入金がありました)。
ちなみに、同じ日に為替手数料のかからないクレジットカードで22.64 CADの買い物をしたのですが、クレジットカード会社からの請求額は17.09 USDだったので、クレジットカードを使用した場合の為替レートは 1 USD = 1.32475 CADでした。 なので、よく聞くと思いますが、海外での買い物に際してはなるべくクレジットカードを使い、ATMからの出金は最低限に抑えることをお勧めします。
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I am a Japanese, residing in the US. I am trying to find a way to earn stable income at home through investments in stocks or other products as well as some sort of internet business. ▶ More detailed profile can be viewed from here.
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