
今回は、年会費がかかるクレジット・カードを年会費無料のカードにダウングレード(コンバート)した時の体験談です。一番最初に作ったクレジット・カードを今はあまり使っていない上に年会費がかかるので解約したいけれども、いざ解約してクレジット・ヒストリーが下がってしまうのは心配という場合におすすめです。
目次
1. ダウングレード前の事情
別の記事でも書きましたが、私はクレジットカードとしては、アメリカに来たばかりの時はANA CARD USAを、次に シティバンクのAAdvantage® Platinum Select® を作りました。
ANA CARD USAは日本のクレジットヒストリーを考慮してくれるので、アメリカのクレジットヒストリーが無くても作れるこのカードは大変重宝したのですが、渡米して早々にANAのマイレージを貯めるのを辞めたので、クレジットヒストリーが貯まったのを見計らってこのカードはキャンセルしてしまいました。年会費は現在と変わらず$70だったと思います。
2番目に作ったのはアメリカン航空のマイレージが貯まるAAdvantage® Platinum Select®(年会費$99)でした。カードを作った当初はJFKー成田間のアメリカン航空の直行便があり、同経路の他エアラインと比べて比較的空いていたこともあってよく利用し、何度か特典旅行も利用していました。その後、アメリカン航空はJFKと成田間の直行便がなくなり、マイレージの使い道がめっきりなくなってしまいました。JALも同路線の直行便が出ていますが、JALの直行便はなかなか特典旅行の対象にならないか必要マイレージ数が多めなので断念したりしてます。アメリカ国内便も特典旅行だと経由便が多いので特典旅行を使いあぐねています。というわけで、年会費を払ってまでマイレージを貯める必要はないとずっと思っていました。
とはいえ、保有カードの中では一番長く持っているカードだったので、このカードを解約したらクレジットヒストリーが下がるだろうなと思ってずっとキャンセルを引き延ばしていました。また唯一持っているAmerican Expressカードだったというのも手放しがたかった理由です(ちなみに今はAmerican Expressは発行しておらず、マスターカードになります)。2020年1月にAmerican Express発行のカードを入手したのでやっと重い腰をあげて翌月(2020年2月)に解約の手続きのために、発行元のシティバンクに連絡を取りました。
2. ダウングレードの手順
手続きはチャットで行いました。電話の方が手っ取り早そうなので最初は電話で手続きをしようと思っていたのですが、電話だとまずは自動応答の音声となっており、カスタマーサービスと最初から話すという選択肢がないようでした。一番しっくりくる選択肢は「キャンセル」だったのですが、キャンセルを選択した後にカスタマーサービスと話す機会があるのか、文字通りすぐさまキャンセルされてしまうのか分からなかったので、電話はやめて改めてチャットを始めました。
その時のスクリーンショットをとったので、順を追って説明します。
2.1 年会費について確認
実はこのクレジット・カードをキャンセルしようという決心はずっと固まっていたのですが、年会費の支払いのタイミングはうろおぼえでした。そして、2020年1月17日に発行されたクレジット・カード・ステートメントでは、翌年の年会費を請求されてしまいました。支払い期限は2月15日だったので、もしかして2月15日までにキャンセルすれば年会費は免除してもらえるかもと思い、まずはその確認から始めました。

年会費に関しては、免除となるまたは一旦支払ってもリファンドしてもらえるとのことでした。
2.2 年会費無料のクレジットカードへのコンバートすることを提案される
上記の返答の後すぐに、年会費無料のクレジットカードへコンバートするオプションがあるとの提案を受けました。そこで、その場合クレジットヒストリーを引き継ぐのか、それとも「古いカードキャンセル→新しくカード取得」になってクレジットヒストリーもキャンセルされてしまうのか聞いてみました。

クレジットヒストリーを引き継ぐとのことだったので、ぐっと興味がわいてきました。
2.3 コンバージョンに同意

この後、自宅住所をタイプして返信しました。カスタマーサービスからは、私が選んだクレジットカードのベネフィットの説明が送られてきました。
2.4 最終確認
最後に、コンバージョンの手続きが終了するタイミングや、クレジットカードが郵送されてくるタイミング等についての説明がありました。私の方からも、古いカードの年会費が本当に免除されるのかを再確認しました。

2.5 感想
クレジットヒストリーが下がるのを覚悟のうえでキャンセルするつもりでしたが、思いがけずに「クレジットヒストリー維持&年会費無料」といいところどりの結果となりました。何年も無駄に年会費を払っていたので、もっと早くコンバートしていればよかったと思いました。
また、コンバート後に取得するクレジットカードは、シティバンクから指定されるものと思っていたのですが、シティバンク発行の年会費無料カードの中から自分で好きなものを選べるというのは意外でした。
年会費は一旦支払う形になりましたが、約束通りリファンドされました。また、コンバージョンの終了する2020年3月以降にクレジットヒストリーをチェックしたところ、こちらもカスタマーサービスのいうことが正しく、同じクレジットカードをずっと使い続けているという扱いになっていました。ということで、同じような状況の人にはお勧めです。
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