
私個人の資産ポートフォリオについて、2021年3月の活動と運用実績を公開します。
目次
1. 全体像
まずは全体像から。2021年3月末の資産割合は以下のようになりました。

今年に入ってから仮想通貨の割合が順調に増えていますが、追加購入はしていないので価格が上昇したために残高が増えたのが原因です。老後資金の方は、1月、2月に引き続き3月も401(k)に拠出をしたものの、2020年分について一部返金があった(401k discrimination testingにパスしなかったからとの説明を受けました)ため相対的にみると割合が少なくなりました。銀行預金が減ったのは、銀行預金の残高が増えてきたので一部をFidelityに移動したためです。
1月末 | 2月末 | 3月末 | |
Fidelity口座 (老後資金を除く) | 73.9% | 73.0% | 73.1% |
E*Trade, Robinhood, Webull | 1.3% | 1.3% | 1.4% |
老後資金 (IRA, 401(k)) | 20.8% | 21.0% | 20.6% |
銀行預金 | 2.0% | 2.1% | 1.8% |
仮想通貨 | 1.9% | 2.5% | 3.1% |
100.0% | 100.0% | 100.0% |
<参考>仮想通貨について補足すると、私が保有しているのは主にBitcoinで、加えてEtheriumとLitecoinが少々あるのですが、1月~3月末の価格(*)は以下の通りでした。
1月末価格 | 2月末価格 | 3月末価格 | |
Bitcoin | $33,114.36 | $45,137.77 | $58,918.83 |
Etherium | $1,314.99 | $1,416.05 | $1,918.36 |
Litecoin | $129.57 | $164.93 | $197.50 |
2. Fidelity口座の残高および運用実績
前回同様、老後資金(IRA、401(k))を除いたFidelity口座内のポートフォリオ(青色の部分)と運用実績を公開します。
2.1 3月の活動内容
TELADOC HEALTH 30株を新規資金で追加購入しました(株価が先月に引き続き下がったので)。
あとは配当金の再投資のみですが、Johnson & Johnson, Exxon Mobile, IBM, Microsoft, McDonald, MGM Resorts, Realty Income (REIT)とインデックスETFが買い足されました。
2.2 Fidelity口座の残高および運用実績
3月は投資活動による増加が$50,151.85(内訳は配当金による増加が$3,167.12、市況の変化による増加が$46,984.85)でした。

3.2 運用実績 (S&P500との比較)
2021年3月1日~3月31日までのリターンは3.36%増でした。S&P500が4.36%増だったのと比べると若干低めでした。

3.3 2021年2月末と比べて最も上がった銘柄(増減率)
値上がり率が10%以上だった銘柄を取り上げてみました。
Ticker | 会社名 | 2021年2月末残高 | 2021年3月末残高 | 増減率 | 増減幅 |
BA | BOEING CO COM | $61,172.72 | $73,496.14 | 20.15% | $12,323.42 |
CRM | SALESFORCE.COM | $25,980.00 | $30,721.15 | 18.25% | $4,741.15 |
HD | HOME DEPOT | $13,672.38 | $16,246.32 | 18.19% | $2,486.62 |
IBM | INTERNATIONAL BUS MACH | $11,912.86 | $13,522.15 | 12.14% | $1,446.02 |
NXPI | NXP SEMICONDUCTORS | $18,731.45 | $20,659.49 | 10.29% | $1,928.04 |
一番値上がり率が高かったのはBoeingでした。Economy Open Play株としてジム・クレイマー氏の推し銘柄です。また、Ark Investmentsが新しく設立したSpace Exploration & Innovation ETF(ARKX)にも堂々の保有比率10位に入りました。
Salesforceについては2月に価格が結構下がったのでその反動もあるかもしれません。2月に25株だけ買い足しましたがこんなに上がると知っていたらもっと買っとけばよかったです。
Home Depotは3月30日放送のMad Moneyで”No Matter What” Plays株(景気・COVIDの先行きがどうであれ伸びそうな株ということだと思います)の一つとして取り上げられていましたが、このところずっと堅調です。ちなみに”No Matter What” Plays株として取り上げられた株としては他に、LOW,WSM, RH, TSC, LAD, KMX, CVNA, ANがありました。
IBMについてはなぜ株価が上昇したのか不明です。実はかなり前(ウォーレン・バフェット氏がIBMの全株を売却するよりも前)に購入しており、含み損を抱えている銘柄の一つです。売るタイミングを見計らっています。
NXP Semiconductorsは世界的な半導体不足の影響か半導体メーカーの株価はどこも上昇していますがその要因が大きいと思います。
3.4 2021年2月末と比べて最も下がった銘柄(増減率)
値下がり率が5%以上だった銘柄を取り上げてみました。
Ticker | 会社名 | 2021年2月末残高 | 2021年3月末残高 | 増減率 | 増減幅 |
TDOC | TELADOC HEALTH INC COM | $6,632.70 | $10,905.00 | -17.00% | ($1,127.70) |
PENN | PENN NATIONAL GAMING INC | $1,852.48 | $1,677.44 | -9.45% | ($175.04) |
EVRI | EVERI HLDGS INC COM | $6,044.00 | $5,644.00 | -6.62% | ($400.00) |
PYPL | PAYPAL HLDGS INC COM | $25,985.00 | $24,284.00 | -6.55% | ($1,701.00) |
Teladocの株価の下落は2月から続いています(3月にはいってから30株買い足したため3月末の残高は2か月末と比べると増えていますが、増減率の計算では買い足しの影響を除いています)。個人的には、Telemedicine(遠隔医療)は今後も伸びていくと思うので、一時的には下落しているもののいずれは盛り返してくるのではないかと思ってます。まだ$10,000強しか保有していないのでもっと買い足していくつもりです。
Penn National(ギャンブル銘柄)とEveri Holding(ゲーム銘柄)についても株価下落の理由を把握していないのですがRobloxを始めとするゲーム銘柄が出てきた影響かもしれません。いずれにせよ特に思い入れもなくもともとちょっとしか買わなかったので(コストベースがPenn Nationalは$1,058、Everi Holding$2,240)、株価下落の理由を確認したうえで、さらに下がる前に利確するか、逆に買い増しをするか決めていく予定です。
PaypalはArk InvestmentsのETFでの保有が急激に減っている(→Ark Investmentsの動きをフォローしている人もそれにならって売った)というのがあるかと思います。いずれにせよ長期保有の予定なので、さらに下がるようなら買い足したいと思っています。
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